DQ歴代主人公が雑談するスレ30
【51-75】
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51:4/5:2010/11/11(木) 01:06:09 ID:bVCQ39AdO
ドドドドドド・・・!

3主「ん?奥様方が方向転換したぞ?」
4主「野菜がないことに気付いたらしい」
3主「マジかよ!」


・・・ドドドドドド!


3女「ちょっと、こっちに向かってきてるわよ!」
2主「駄目だ!おばさん達の数が多すぎて避けきれない!」
1主「何ぃ!!」
9女「ところであの特技、何ていうんですか?」
5主「『専業主夫』になってから覚えた『オバサンよび』らしい」
4女「この前は『井戸端会議』やってたわね。魔物がうんざりしてたわよ」
6主「恐るべしおばさまパワァ」
9主「僕、果汁組より婦人会に入ろうと思いまry

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

2主3女「ぎょえーーーーっ!」
1主「ぎょえー(RRRRR…)
  え?女の人がいっぱいいるって?いやオバサン呼びにやられて囲まれててだn(ry」
ローラ「そんなひどいそんなひどいそんなひどいそんなひ(ry
9女「あいたっ!あたっ!痛いっ!!」
9主「うわわっ!あ、すごいっ!5主さん、おば様方に声掛けて捌いてる!!」
5主「そこのお嬢さん!あちらでお茶でも!」
3女「でも微妙に他のおば様方の流れに押されてるけどな!いててて」
5主「そこの奥さん!茄子ならここnぬわーーーーっ!!」
9女「ぶっ飛ばされたわ!!」
4女「きゃあっ!痛い痛い痛い!ブロッコリーじゃないっての!毟らないでよ!」」
6主「よおし!お兄ちゃんこの流れに逆らってみるぞ!」
2主「仁王立ちだな!」
9主「見事に棒倒し状態になりましたけど!あいたたた!」
9女「きゃーっ!」

ドドドドドドドドド・・・・・・

52:5/5:2010/11/11(木) 01:09:25 ID:bVCQ39AdO
3主「皆が土煙で見えなくなった・・・5主が飛ばされたのは見えたが」
4主「叫び声も呑まれたな」
7主「皆、今頃あのおばさん達の下で、足跡まみれになって潰れてるんだろうな・・・さすがの僕もそれはちょっと」
8主「目標を変えてくるとは。なんという巨大ブーメラン」
4主「ところで諸君」
378主「?」
4主「ブーメランってのは投げたら返ってくるわけだよな」
378主「・・・・・・え?」
4主「これも一種の地雷とくぎかね」
3主「馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!」
8主「ブーメランの呪いか・・・っ」
7主「やっぱり羊さんにしとけば良かったのにぃぃぃ!」
4主「ああ、おばさん達の群れが迫ってきた・・・」

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

おば様A「野菜はどこーーーーっ?!!」
おば様B「隠してたら承知しないわよーーーっ!!!」

3478主「ぎゃーーーーーー!!!」


┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛・・・・




3主「・・・何か・・・言い残すことは・・・?」
4主「生きているうちに、転職したばかりの『農民』をマスターしたかった・・・ぐふっ」
7主「鎌攻撃とか鍬攻撃は確かに、強そ・・・ぐはっ」
8主「ブーメラン、ばんざ・・・い・・・ぐほっ」
????「む、また宿舎が壊れているではないか!?」
3主「くっ・・・幻か・・・?パンツマスクだ・・・親父・・・?」
ドレアム「違うというに。
   全滅したから所持金の半分は家賃として頂いていく。
   魔王宿舎が避難所に移って家賃収入が減ったから、これからはまめに回収せねばならんのでな。ではさらばだ」
3主「そんなひどい・・・ガクッ」

【3主はちからつきた!主人公たちは全滅した】



ゾーマ「野菜が買えなかったおば様達の絶望ウマー」
竜王「食べてないで隠れて下さい!おば様達やドレアムに気付かれますよ!」
ハーゴン「おば様にびびる大魔王ってのもなぁ・・・」

53:2010/11/11(木) 15:14:32 ID:tRjIBmqYO
GJ
おばさん呼び…
おっさん呼びより強力じゃね?wwww

54:1/2:2010/11/11(木) 23:45:43 ID:wK6xcZRB0
8主「美味しいです」
4主「…………」
8主「甘くて美味しいです、すごく」
4主「…………」
8主「とっても美味しいです、最高」
4主「…8主、無理すんな」
8主「…正直そうですね、はい」
4主「どうしてこうなった」
8主「覚悟が足りませんでした」
4主「オレもここまでとは思わなかった」
8主「元はと言えば15分で華麗に食べ尽くして終わるはずでした」
4主「ちなみに15分完食で10000円獲得、30分完食でタダ、それ以降は20000円お支払い、吐いたら倍額だ」
8主「何の話かと言えば、とあるレストランのジャンボ・プリン・アラモードの話なんですが」
4主「珍しくデザートでも食べようとかいうから何の話かと思えばな」
8主「仕方ないじゃないですか、巷でウワサの超巨大プリンを食べてみたくなったんです」
4主「まあオレもたまにはいいかなと思ったもんだ、15分完食なんてできたらおごりどころか収入だ。10000円もあれば久々に焼肉でも食べられると、最近質素だった分浮き足立っていた」
8主「僕も巨大プリン・アラモードが食べたいし、どんなに遅くたって30分掛かるはずがないと思ったし、うまく4主さんを乗せさえすればお金が掛かってるから頑張ってくれると思いました」
4主「まんまと乗せられたわけだな」
8主「今更言いっこなしですよ。そして実際僕らはよく頑張りました」
4主「そうだな、オレも8主ほどじゃあないが、賞金が掛かってるゆえ、正直よく頑張った。だが…」
8主「なんなんですかこれは」
4主「ああ、一体なんなんだろうなこれは」
8主「塔じゃないですか」
4主「ああ塔だ。まごうことなき塔だ」
8主「さすがの僕でもプリンを塔呼ばわりしたことはありませんよ」
4主「お前でも越えられないプリンってあったんだな」
8主「説明すると、バケツどころかテーブルサイズのプリンが土台になっておりまして」
4主「それがピサの斜塔のごとく段になって重なっているわけだが、プリンとプリンの間に挟まるのは大量のクリーム、丸ごとの果物、そして更なるクリーム」
8主「塔の頂上を見上げればキラリと輝く一番星、もとい丸ごとのパイナップル」
4主「…正直に言う、なぜ挑んだ」
8主「4主さんこそどうしてやめようと思わなかったんですか」
4主「あそこで引き下がれる男がいるかバカッ」
8主「バ、バカなんてひどい。だけど…この勝負に勝てば、僕は誰かになれると思ったんです」
4主「そうだな、そして勇者としては敵が強いほど燃え上がるものだ」
8主「僕はこの戦いに勝利し、皆と祝杯をあげたかった…」
4主「みんな喜んだだろうな、焼肉…」

55:2/2:2010/11/11(木) 23:47:11 ID:wK6xcZRB0
8主「えーとすみません4主さん、今何分ですか?ストップウォッチに手が届かない」
4主「待て、今引き寄せる、えーと…24分30秒だ」
8主「誰ですか、15分とかほざいた人は」
4主「今更言いっこなしだ」
8主「そう言いながらも4主さんが行動不能になって、かれこれ3分が経過しています」
4主「すまん…だが吐いたら倍額だ、それだけはやってしまうわけにはウェップ」
8主「ちょ、しっかりしてくださいよ」
4主「…いいか、よく聞け8主。オレたちはもう10000円の夢は途絶えた。だが迫り来る惨事を引き起こすことだけは防がねばならん」
8主「そうですね。僕がプリンに敗北するだなんてあまりにも屈辱的です」
4主「ああ。DQ宿舎主夫の名にかけても、オレたちは必ず残り5分でこのジャンボ・プリン・アラモードを完食する。今からオレがこのプリンをいくつかのブロックに切り分けるから、8主はトーポにあらゆるチーズを食べさせてくれ」
8主「チーズ?もしかしてプリンに味付けをしようという作戦ですか」
4主「ああ、そうだ。これだけ大量のプリンを食べてたら味に飽きるのは当然だろう。冷たいプリン、辛口プリン、やわらかプリンにかちかちプリンと、様々な味付けをほどこすことで、あくまでこのプリンたちを美味しくいただくことがクリアの秘訣だとオレは思う」
8主「なるほど、確かにいい案ですね」
4主「オレはその間に、このりんごに梨にパイナップルといった食べ応えのある果物たちをまとめて刻む」
8主「あらかじめ刻んでおけば、食べやすいだけでなく、プリンに対して薬味の役割を果たしてくれそうですね」
4主「ああ。そして更にこれらだ。甘さに耐えられなくなったときのために、力の種、素早さの種、かしこさの種など、苦味や辛味の強いたね類を準備しておこう」
8主「苦さのあとの甘さなら錯覚でも美味しく感じることができますね」
4主「OK練られる作戦は練った、あとは」
8主「プリンへの愛と」
4主「財政難の恐怖と」
8主「男としての誇りをかけて挑むのみです」
4主「…今更だが、貴様とこんな風に共闘する日が来るとはな」
8主「感慨深いものですね」
4主「後戻りはできないぞ」
8主「フッ…言わない約束ですよ」
4主「そうだったな。行くぞ、相棒!」

48主「「ぬおおおおおおおおおおおお」」

56:2010/11/12(金) 01:06:45 ID:wFWTm+VjO
なんだこの愛すべきバカ達はwww
プリンデカ過ぎるwww

57:2010/11/12(金) 07:43:08 ID:6F9MUXvs0
お前らwwwwでけえにもほどがあるだろプリンwww

58:2010/11/12(金) 10:31:57 ID:xTyeikB/O
続き見てえwwwwwww

59:2010/11/12(金) 10:49:35 ID:U6c4NbPp0
味付けとか薬味とか
そんな問題で済ませられるレベルじゃねえだろwwww

60:2010/11/12(金) 14:13:00 ID:B34wGZnlO
1日掛けても無理だろこれwww

61:2010/11/12(金) 15:41:49 ID:fe7kefHLO
>>48主「「ぬおおおおおおおおおおおお」」
腹筋崩壊したwwwww

62:2010/11/12(金) 20:25:19 ID:7aWAXUrB0
文章読んでるだけで胸焼け起こしそうなプリンだww

63:2010/11/13(土) 15:47:44 ID:DCfOVteC0
胸が熱くなったwww

64::2010/11/14(日) 19:17:35 ID:G9SHHeJx0
本当にでかいプリンだなwww
どうでもいいけど通貨円なんだな

65:2010/11/14(日) 19:34:41 ID:G9SHHeJx0
ageてしまってすまん

66:1/7:2010/11/15(月) 04:09:59 ID:VH5K6Lcv0
7主「突然だが僕の羊が世界をも救えることをここに宣言しようと思う」
5主「OKちょっと待とうか7主くん、君とはいろいろと話したいことが」
7主「うむ、なんなりと」
5主「すでに君の世界は救われているじゃないか」
7主「うむ」
5主「これ以上羊たちに何をさせようというんだ」
7主「単純なことさ。僕は僕の冒険をもう一度、こんどは羊のみで闘ってみようと思うんだ」
5主「えーと…」
7主「はじまりは木こりのおじさん家での一匹の羊との出会い。僕とひつじはこの身に宿る好奇心のため、禁断の遺跡に足を踏み入れた」
5主「あの、親友の王子は?幼馴染のお嬢さんは?」
7主「はじまりはじまり〜!」
5主「ええええええ…」

8主「散々クリアしただろうにもう一周、今度は羊しばりプレイの開幕だそうですね5主さん」
5主「そうだね、個人的にはあの羊が魔王を倒すまでの強さを身につけるのかと今から慄いているところだよ」
8主「実況は8主、解説は5主さんでお送りするこのドMプレイ」
5主「なんて妖艶な響きの単語、僕は彼とちがってそっちの趣味は無いけどね」
8主「まったく黙って聞いてりゃアレな単語ばかり、果たして彼がエロ撲委で本当にいいのでしょうか。とにもかくにも冒険の始まりです。それでは参りましょう、どんどんぱふぱふ〜」
5主「こらこら8主、君もちゃっかりアレじゃないか。初っ端からぱふぱふなんt」
ひつじ「メッ☆」
5主「ぬわーまだなにも…ってあれ?」
8主「おや、これは…一匹の子羊が5主さんに向かって体当たりをかましています、だがダメージはゼロ!効果音で表現するなら『ぽすっ』って感じの軟弱さだぁー!!一体どうしたことかー!」
ひつじ「メッ、メッ…!」(ぽすっ、ぽすっ)
5主「ふむ、どうやら冒険が始まったばかりだから羊もレベル1に設定されているようだ」
8主「レベル設定されてるってことはこれから成長が見込まれるということですね!残  念!!」
5主「ああ…本当に残念だよ」
8主「と喋ってる間に石の蓋から7主さんとキーファさんがおな〜り〜」
5主「僕のことはいいから早くお帰り。すぐに出番が来てしまうよ」
ひつじ「メェ」
8主「子羊さんと温厚な取引の末に和解した5主さん。こんなに大人しい羊は初めて見ましたね」
5主「ずっとこうなら可愛いだけなのにね、成長とは残酷なものだ」
8主「そうですね。こうして残酷なまでに残念な成長を遂げた5主さんに言われると、篭もる実感が違います。と喋ってる間に遺跡での冒険が終わり、最初の石版の欠片が揃ったようです5主さん」
5主「展開が早いのはもう慣れ切っているからだね。7主たちも涼しい顔でジグソーパズルをやってるよ」
8主「唯一、傍らにいる一匹の子羊の存在だけが異様ですね。おっとー、話が進んで初戦闘!スライムが現れたぁー!!」
5主「本当にサクサク進むね。さて、羊しばりと言ったからには戦闘をどうするか、気になるものだが…」

ひつじ「め、めぇ…めぇ…」
スラ「ピキー!ピキー!」
7主「頑張れひつじ!君はこれから世界を背負って立つ運命を背負った羊なんだ!だからこんな相手に負けちゃいけない!いくんだ、君は誰かになれるー!!」
ひつじ「メ…メ… (カッ)メエーーー!!!」
スラ「ピキッ!?ぐはっ…!」バタッ
7主「やった!やったねひつじ!!やればできるじゃないか!!」
ひつじ「メ、メエ〜」ポロポロ

67:2/7:2010/11/15(月) 04:10:45 ID:VH5K6Lcv0
7主「ああ、いいマトンアタックだったよ。うん、君ならきっと大丈夫さ。よしよし、これからも一緒に頑張ろうな」
キーファ「…………」
マリベル「…………」

8主「見事なまでに羊『が』プレイですね5主さん」
5主「7主よ、本当にこれでいいのかい」
8主「隣の幼馴染二人も感動のあまり声も出ないみたいですね」
5主「ポケ●ンじゃないんだから…」
8主「飼い主は楽ができていいですねー、まさに楽園の戦士たち!山田くーん!」
8主on座布団「と喋ってる間に冒険は進み、狼少年ガボさんが仲間になったようです5主さん」
5主「ガボくんといえば狼を引き連れていることで有名だが、羊連れの彼らは一体どう接するのだろうね」

7主「ガボ…頼みたいことがあるんだ」
ガボ「おう!オイラにできることならいいぞ!」
7主「君が連れている狼たちに、この子を弟子入りさせてくれないかな。ほら、ご挨拶」
ひつじ「メッ!」キラキラ
キーファ「…………」
マリベル「…………」

5主「で…弟子入り」
8主「とことん鍛え上げ、そしてあくまで羊にプレイをさせる気みたいですね」
5主「そんな酷な。ってひとつ気になったんだが、7主が連れて行く羊はあくまで一匹なのだな。てっきり何十匹も引き連れていくのかと思っていたが」
8主「んな光景カオスにも程がありますからねJK」
5主「おじさん歳だからその現代語わかんないよベイビー」
8主「鍵になるのはダーマ神殿での転職ではないでしょうか?」
5主「そうか、大勢を引き連れていくにはやはり羊飼いへの転職が必要か」
8主「と喋ってる間に冒険は進み、最早キーファさんとのお別れです。7主さんもなんだかんだ言ってやはり切なそうですね」
5主「ああ、そうだな…」
8主「キーファさんに使っちゃった命のきのみが」
5主「ちょ、学習しようよ」
8主「と喋ってる間に冒険は進み、ダーマ神殿で転職ができるようになったみたいですね!」

7主「僕は羊飼いでお願いします」
フォズ「(いきなり羊飼い…変わった方ですね)わかりました」
7主「マリベルは…」
マリベル「ツーン」
7主「ガボは…」
ガボ「オイラはオイラのままでいいよ。羊や狼たちが生身で戦ってるのに、オイラだけ転職なんてなんかズルいぞ」
7主「ひつじは…」
フォズ「すみません、それはちょっと」
7主「じゃあ、僕だけ羊飼いってことでお願いします」

8主「ちょwwwwガボさん正www論wwwwwww」
5主「何気に羊を転職させようとしたね」
8主「さらっと断られましたけどね」
5主「マリベル嬢はどうしたのかな、いつにも増してツン成分が多いと感じられるが」
8主「完全に非戦闘員化されているので拗ねているのだと」
5主「まあ、今の戦力は完全に動物たちだからな」

68:3/7:2010/11/15(月) 04:12:27 ID:VH5K6Lcv0
8主「と喋ってる間に冒険は進みまくり、鬼門のヘルクラウダー戦です!」
5主「随分飛んだな!」
8主「Disc1も終盤に差し掛かり、たくさんの修行を経て強くなった羊さんたちの映像をどうぞご覧あれ」

7主「ひーくん!『超ウールガード』だ!!おしくらまんじゅうの原理で、みんなでしんくうはに負けない鋼の防壁を作るんだ!!」
ひーくん「メエ〜!」ギュムギュム
7主「メエ子、遠吠えで羊たちを呼び寄せて!『怒濤の羊』の準備だ!!」
メエ子「メエエーーー……!!」メエエーー…メエー…
ヘルクラウダー「させるか!バギクロ——」
7主「遅い!ひつじ、マトンアタックだ!!」
ひつじ「メッ☆」ドゴォン
ヘルクラウダー「ぐふっ…」
7主「今だ!!いっけええみんな、『怒濤の羊』ィィー!!」
ヘルクラウダー「ぬわーーーー!!!!」

8主「…………」
5主「…………」
8主「未来の5主さんを見ましたね!」
5主「ふふっやめてくれよ縁起でもないな!」
8主「ダーマ神殿まではスタメン張ってた狼たちも、すっかりベンチ入りですね」
5主「仲間たちは最早お茶を啜ってるね」
8主「どうやらここまで、本気で羊のみで闘ってきたようです」
5主「DQ主人公としてどうかと思うが情熱はまあ認めよう」
8主「さあ時は過ぎ、この世にかみさまが復活しました」
5主「しかしそれは魔王でした…って本当に展開が早いな…」
8主「慣れてますからね。世間の皆さんがDQ7を最後までやらなかった分も、と必死に何週もしてましたからね」
5主「涙ぐましいな、色々と」
8主「そうして成長期に夜更かしばかりしていたのがあの小ささの原因かもしれませんね。ハハハハ」
5主「目から塩水が止まらんな、ハハハハ」
8主「さぁーて装備も整えたところで、オルゴ戦に突入いたしましょう!」

69:4/7:2010/11/15(月) 04:13:20 ID:VH5K6Lcv0
7主「……僕はこの世界が好きだ」
羊「メェ」
7主「確かに僕は自分の冒険のせいで、エスタード島の人々を恐怖に晒してしまったのかもしれない」
ひーくん「メェ」
7主「それでも僕は冒険してよかった。この手で取り戻してきたこの世界が、この世界に生きる人々が好きだ」
メエ子「メェ」
7主「そんな人たちを守りたい」
ラム美「メェ」
7主「僕と一緒に闘ってくれるね、羊たち」
羊たち「「「「「「「メェ!!」」」」」」」
マリベル「ずずずず、おいしいわねこのお茶」
ガボ「そうかぁ?苦いだけだぞ」
メルビン「クレージュ産の世界樹茶でござるよ、最高級の緑茶成分が沈殿していて実に…」
7主「というわけだ!貴様の命運もここまでだ、覚悟!オルゴ・デミーラ!!」
オルゴ「ほほほほほ、そんな勢力で闘おうだなんて話にならないわね」
7主「なんだと!?」
オルゴ「所詮はラム肉ということよ、この☆VS羊・必殺固有結界☆が目に入らないのかしら」
7主「!!」

8主「これは…!な、なんということでしょう…!鉄板です!!バーベキュー用のあつあつの鉄板が、オルゴ・デミーラの周囲を取り囲んでいます!!」
5主「ああっ!羊たちが恐怖のあまり後ずさっていく!」
8主「傍にはもやしとジンギスカンのたれまで…かつて最終戦においてここまで用意周到な魔王がいたでしょうか」
5主「きっぱり食糧扱いされ、取って食われる恐怖を目の当たりにした羊たちの精神的ダメージは半端じゃないな」
8主「おっとー、羊たちが座り込んだぁー!一匹残らず戦意喪失だああーー!!」

7主「みんな!しっかりするんだ!あれは魔王の見せるまやかしだ!!」
羊たち「「「「「「「ガクガクブルブル」」」」」」」
7主「落ち着いて!僕は君たちをスライスして焼肉したりなんかしない!!」
オルゴ「ほほほほほ、どうかしら。窮地に陥れば仲間と呼び合ってた者同士でも信じる事をやめ、裏切り、傷つけあう。お前たちはそれほどまでに脆く儚く、弱い生き物よ」
7主「なん…だと…」
オルゴ「そこの羊たちがいい例だわ。主人に従順なふりをしていても、いざとなれば自分の命が恋しいもの。そんな弱きものたちがこのアタシを倒そうだなんて百万年早いのよ」

70:5/7:2010/11/15(月) 04:15:15 ID:VH5K6Lcv0
7主「ひつじ…みんな…」
羊たち「「「「「「「ガクガクブルブル」」」」」」」
7主「僕が…間違っていたというのか…」
オルゴ「悔しかったらかかってらっしゃい、オーッホッホッホッホ」
7主「この僕が…間違っていたというのかああああ!!!」カッ!!

8主「ああっ、これは!?7主さんから、魔王のごとくどす黒い瘴気が噴き出てきます!」
5主「い、嫌な予感がするぞ…早まるな7主ー!」

オルゴ「な、なんなのこれは!?このアタシをも上回る負の力が…!!」
7主「うわあああんもう知ったことかー!みんなのバカ!こんな世界、滅んじゃえばいいんだー!!マーーダーーンーー」
5主「ちょっと待ったあああ!!」
7主「えっ…ご、5主さん!?」

8主「えっ、ちょっ、いつの間にー!?ちょっと、5主さん、5主さーん…。なんと暴走した7主さんを止めるために、解説の5主さんがあの危険な戦場に単身突撃してしまいましたー」

7主「どういうつもり?勝手に人の世界に入り込むなんて、いくら5主さんでも容赦しないよ!」
5主「落ち着くんだ、7主!お前が本当にしたかったのはこんなことか!?」
7主「こんなこと…だって?」
5主「そうだ!確かにお前の羊は強い。その強さは僕がこの身を以て、誰よりもよく知っている!!だが、お前の本当の強さは、本当の願いは、そこじゃないだろう?お前はたった今言ったはずだ。この世界が好きだと。自分の力で無から取り戻した、この世界を守りたいと」
7主「はっ!ぼ、僕は……」
5主「…落ち着いたか?今お前がすべきことはなんだ?」
7主「うん…僕は…魔王を倒す。そして、この世界を守る」
5主「そう。気付いたなら良かった。僕が言いたかったことはそれだけさ。健闘を祈っているよ」
7主「うん…ありがとう、5主さん…。そうだね、僕は間違っていたんだね。自分じゃ何もしないで、いつも羊たちに闘わせてばかりだった。世界を救いたいのは、この僕だったのに」
ひつじ「メェ…」
7主「今までごめんよ、ひつじ、みんな。さあ、危ないから下がって。こいつは僕が倒すから!」

8主「おかえりなさい、よくご無事で」
5主「無我夢中だったさ。でもとりあえず通じて良かったよ」
8主「さて、やはり羊をパシらせ続けたまま魔王を倒すというのは問題がありましたね」

71:2010/11/15(月) 04:42:18 ID:Kuq71g800
支援

72:6/7:2010/11/15(月) 04:48:26 ID:Kuq71g800
5主「色々あったけど、7主も大事なことを思い出せたみたいだ」
8主「そうですね。やはりそれでこそDQ主人公ズの一員。さあ、盛り上がってまいりました!! 一人魔王に立ち向かっていく7主さん、その勝敗やいかにっ——……」

プチッ

7主「グボァ」
オルゴ「おーーーーっほっほっほっほっ」

8主「…………」
5主「…………」
58主「「負  け  たーーー!!!」」
8主「至極あっさり、虫けらのように一発でKOです」
5主「…考えてみれば当然だな。今まで戦闘を重ねてきたのは羊だから、7主はレベル1のままなはずだ」
8主「人間とは弱い生き物ですね。羊たちも未だに動けませんし、まさに万事休す——ってあれ?」

マリベル「全く仕方ないわね、ほんとにバカなんだから」
メルビン「やっと出番でござるか。長かったでござるよ」
ガボ「みんな、もう出てきていいみたいだぞ」
狼「わん」
マリベル「さぁーて、出番ゼロの鬱憤を晴らさせてもらうわよ!」パシッ☆パシッ☆
オルゴ「ちょ、そんな話聞いてな…ぐわあああああ」

8主「……………………」
5主「……………………」
8主「持つべきものは強い仲間ですね!」
5主「えーと…隠れて魔王を倒せるほどの修行をしていたみたいだね、いつの間に…」
8主「こうなることをある程度予想していたのかもしれません。なんて賢い人たちなのでしょう」
5主「いや、極めて一般的な思考の持ち主たちだと思うが…」
8主「かくして主人公不在のまま、羊しばりプレイは半ば強引にEDを迎えましたとさ、めでたしめでたし」




73:7/7:2010/11/15(月) 04:50:14 ID:Kuq71g800
7主「めでたくない…」
8主「お帰りなさい7主さん」
7主「確かにさ、今回の僕のやり方は強引だったかもしれないよ。 でもあの終わり方は、主人公としてちょっと情けなさ過ぎるよ」
5主「うん、まあ最強主人公と呼ばれていたって、たまにはこんな日があってもいいじゃないの」
7主「みんなも修行のこと僕に内緒にしてるなんてさ…ぶつぶつ」
8主「見えないところで7主さんを支えようと頑張ってくれていたんですよ。いい仲間じゃないですか」
5主「そうそう。羊たちも冒険を経て、こうして一回りも二回りもたくましくなったわけだし」
7主「…うん、そうだね。もう攻撃も防御もバッチリだよ。5主さんも安心して、ドーンと構えててね」
5主「おや7主、それは僕がこれからも精力全開で活動して構わないということかい? 大丈夫さ、心配しなくても夜になれば僕の剣はいつでもドーンと構えt」
7主「OKせっかく覚えたから超ウールガードで」
羊たち「メエ〜」ギュムギュム
5主「はっはっはっ、おしくらまんじゅう押されて泣くな♪ってぬわあああああ」ギュムギュム
8主「…とまあこのように、わざわざ冒険などせずとも、羊たちは世界を健全に守っているわけですね!」
5主「まあ、このやりとりがすでに冒険味に欠けているという話もぬわっちょっやめっ」ギュムギュム
7主「平和がいちばんだね!」

74:2010/11/15(月) 05:35:03 ID:hp1rmhY2O
GJ!
5主に体当たりする子羊の図を想像して萌えたw

>8主「キーファさんに命のきのみ使ったのが」
>5主「ちょ、学習しようよ」
まったくだwww

用意周到なオルゴとかwwwさすが世界征服に一番近づいた魔王wwwww

75:2010/11/15(月) 08:58:50 ID:3Gt0Y94s0
>ひつじ「メッ、メッ…!」(ぽすっ、ぽすっ)
ひつじ可愛いwwww

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